乾燥・製粉施設
小谷村そば乾燥調整・製粉施設「車屋」
- 小谷村では、地場産そばの地産地消の推進を目的に、「長野県元気な地域づくり交付金」を活用し、乾燥から調整・製粉まで一体的に 行うそば乾燥調整製粉施設「車屋」を旧南小谷小学校跡地に建設し、平成19年10月から運用開始しました。
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これまで、収穫したそばは自家で天日乾燥をおこない、村外の製粉加工所へ持ち込んでいました。しかし、 長雨が続くとそばが乾かなかったり、持ち込む玄そばの量が少なすぎると製粉してもらえないなど融通が利かない場合もあり、大変不便でした。 この「車屋」ができたことにより、村外施設へ依存することなく、また農家の作業負担の軽減も図ることができます。
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「車屋」は、乾燥段階で室内の除湿と送風、さらに透明な天井や壁から日光を取り入れて天日干しに近い状態で乾燥させる方法をとっているのが特徴です。また、玄そば6トンを保管できる貯蔵冷蔵庫を完備しており、小ロットでの製粉も可能です。
- 運営は「小谷村そば生産組合」が行い、農家から持ち込まれたそばはすべて1kgあたり350円で買い取っています。そば粉は地元農協を通じて村内の農産物販売施設や、飲食店に流通させることにより、村内での地産地消の推進を目指しています。